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フランス語ばってん・秋講座・生徒募集!!
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まのんのマドレーヌ

つまり「パレ メルヴェイユ yamaoka」


あれから長女がだいぶ大きくなったな...

でも相変わらずの甘党兼食いしん坊...

次女の方がマドレーヌ一個で満足...

あれっ?

フランスの懐かしい味でも思い出したのか?

「突如として、そのとき回想が私にあらわれた。この味覚、それはマドレーヌの小さなかけらの味覚だった、コンブレーで、日曜日の朝(というのは、日曜日はミサの時間になるまで私は外出しなかったから)、私がレオニー叔母の部屋におはようを言いに行くと、叔母は彼女がいつも飲んでいるお茶の葉またはぼだい樹の花を煎じたもののなかに、そのマドレーヌをひたしてから、それを私にすすめてくれるのであった。プチット・マドレーヌは、それを眺めただけで味わってみなかったあいだは、何も私に思いださせなかった、というのも、おそらく、そののちしばしば菓子屋の棚でそれを見かけたが、たべることはなかったので、それの映像がコンブレーのあの日々と離れて、他のもっと新しい日々にむすびついてしまったからであろう、またおそらく、それほど長いあいだ記憶のそとにすてさられたそんなさまざまな回想からは、何一つ生きのこっているものはなかったし、すべては解体してしまったからであろう、それらの物の形態は――謹厳で信心深いその襞につつまれてあんなに豊満な肉感をもっていたお菓子のあの小さな貝殻の形もおなじように――消滅してしまったのだ、それとも、眠りこんで、ふたたび意識にむすびつくだけの膨張力を失ってしまったのだ。しかし、古い過去から、人々が死に、さまざまなものが崩壊したあとに、存続するものが何もなくても、ただ匂と味だけは、かよわくはあるが、もっと根強く、もっと形なく、もっと消えずに、もっと忠実に、魂のように、ずっと長いあいだ残っていて、他のすべてのものの廃墟の上に、思いうかべ、待ちうけ、希望し、匂と味のほとんど感知されないほどのわずかなしずくの上に、たわむことなくささえるのだ、回想の巨大な建築を。」
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』
ここに出てくる「プルーストのマドレーヌ」(la madeleine de Proust)はフランスではあまりにも有名になったので、日常よく使われる表現になった。
意味は「若い頃の思い出を蘇らせる小さな出来事」あるいは「情動的潜在力のある小さな行為」
プルーストはお菓子作りがすごく得意だという評判は特になかったが、彼のマドレーヌは本来のコメルシー(ロレーヌ地方)のマドレーヌよりも有名になった。
実はこの表現は記憶の底から衝撃的で遠く離れた思い出を激しく蘇らせる小さな行為や出来事・匂い・感覚などのことをほのめかす。
この表現が「プルーストのマドレーヌ」と呼ばれたのは、『失われた時を求めて』の第一篇 『スワン家の方へ』の中でプルーストが思い出の蘇り経験を語るからだ。
なぜなら、プルーストを暖めるために母親が紅茶の中につけたマドレーヌを彼に食べさせたりすると、その味は、コンブレーに住んでいた頃に、レオニー叔母さんが紅茶の中につけたマドレーヌを彼に味見させたりしていた時代にさかのぼる思い出を引き起こすからだ。
そういえば日本にも同じようなのがあるよね!
ほらっ!夏目漱石の「坊っちゃん団子」たい!

ていうか「失われた時を求めて」(1913年)に出てくるマドレーヌよりも「坊ちゃん」(1906年)の中に出てくる団子の方が歴史があるよね!
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フランス語ばってんのポリシー
なんでだろう?と思ってたら、よく見ると髪はおよそ0.1mm短くなっていました。
常に紳士であるラフィケン先生は当然「髪切りましたね!」というと、Kさんは照れくさそうで「わかりますか?」と喜んでいました。
実はKさんは一生懸命アピールしていたのですが、誰も気づいてくれなかったので、気づいてくれたラフィケン先生の一言ですごく嬉しそうでした。
他の生徒は「先生!よく気づきましたね!」と感激されていました。
僕は「そういう細かいところまで気づくことと褒めることはフランス語講師の仕事の一つなんですよ。」と謙遜を込めて説明しました。
そういう心配りを一言でまとめておくと、それは:

つまり:

いわばフランス語ばってんのポリシー。
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ちっぽけな幸せ
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ラフィケン先生と加藤清正がどんな風に東京オリンピックの決定に貢献したかの巻


東京オリンピック決定!
万歳!!
東京オリンピックといえば、ラフィケン先生も関わったと言ったっけ?
まだ?
数年前から東京オリンピック立候補に関わっているので、決定したのはすごく誇らしく思います。
ちなみにどんな風に関わったかというと、東京オリンピックに関する資料の翻訳のチェックという地味だけど、とても大事な作業を行っていたからです。
つまり別の翻訳者が訳した文章のチェックという作業。
まぁだいたいきれいに訳してあったので、楽な仕事だったが、途中で加藤清正が登場し、加藤清正のおかげでラフィケン先生が褒めらることになった。
一体どういうこと??
実は資料の中で東京の有名な観光スポットの紹介資料があって、その中で明治神宮の紹介が出てきました。
さらにその中で、加藤清正が掘った井戸の話も出てきました。
ご覧の通り↓

だけど、ラフィケン先生がそのフランス語訳のチェック作業に取りかかると...なんと!

加藤清正が「かとう きよさま」になっていた!
熊本に住んでいるラフィケン先生は当然見逃せなかった!
すぐ...

修正を行って、納品しました。
熊本在住じゃなければ気づいていなかっただろうと思った。
納品した後に歴史好きな依頼者に褒められ、信頼関係が高まったので、またまた他に東京オリンピックに関わりそう...
いつも見守ってくれる加藤殿ありがとう!